2010年01月05日
格差社会のその先に 派遣村と精神的デフレスパイラル
年末年始の恒例になりつつある派遣村の報道が続いていますが
これって結構他人事だと思えなくなってきた。
いや、自分自身が明日にも路上生活者になって
派遣村のお世話になるということではなくて
こういうった層が拡大して影響力、発言力を増していって
そのうち税金の負担や社会保障、国の制度自体にまで関係し、
テレビで報道されているあちらの世界の話ではなく、
身近なこちら側の問題に結びつくんじゃないかと
想像できるようになってしまったということ。
政府はたかだか数千万円の費用で
貧困にあえぐ人々を見捨てないというパフォーマンスがうてるし、
某派遣村村長はいつのまにか内閣府の参与?という権力の側にいるし。
(派遣村=あちらの世界=向こう岸)
実際問題、日々の暮らしのなかで
目を凝らさなければ
向こう岸の問題をみつけることは難しいし
大半の人は
自分と自分に関係する問題に
対処するだけで精一杯のはず。
あちら側(向こう岸)の世界は
あくまでもあちら側の問題だったはず。
しかしメディアに煽られているからだろうか?
自分の中で、少しでも道を踏み外したら
あちら側がこちら側になるのでは?という不安感や
危機感、焦燥感が生まれつつある。
あちら側の世界の輪郭がより具体化しつつある・・・・
↓以下続きます
これって結構他人事だと思えなくなってきた。
いや、自分自身が明日にも路上生活者になって
派遣村のお世話になるということではなくて
こういうった層が拡大して影響力、発言力を増していって
そのうち税金の負担や社会保障、国の制度自体にまで関係し、
テレビで報道されているあちらの世界の話ではなく、
身近なこちら側の問題に結びつくんじゃないかと
想像できるようになってしまったということ。
政府はたかだか数千万円の費用で
貧困にあえぐ人々を見捨てないというパフォーマンスがうてるし、
某派遣村村長はいつのまにか内閣府の参与?という権力の側にいるし。
(派遣村=あちらの世界=向こう岸)
実際問題、日々の暮らしのなかで
目を凝らさなければ
向こう岸の問題をみつけることは難しいし
大半の人は
自分と自分に関係する問題に
対処するだけで精一杯のはず。
あちら側(向こう岸)の世界は
あくまでもあちら側の問題だったはず。
しかしメディアに煽られているからだろうか?
自分の中で、少しでも道を踏み外したら
あちら側がこちら側になるのでは?という不安感や
危機感、焦燥感が生まれつつある。
あちら側の世界の輪郭がより具体化しつつある・・・・
↓以下続きます
幸福そうな人の幸福そうな話を聞くと
なぜ自分は恵まれていないんだろうかと嘆くけれども
冷静に客観的にみて、今いる場所は相当恵まれていて暖かな場所なはず。
仕事がある、帰る家がある、家族がいる
それがすべてない世界を想像してみたら怖くなる。
で、その怖い世界がもう向こう岸に見えてきている気がする。
だから怖くなってきた私は必死でいまの場所にしがみつく。
現状維持が精一杯。
そうやって閉じこもって固まっていくうち
新しいことへの挑戦もしなくなって
未来の可能性にかけてみるというチャレンジができなくなってくる・・・
精神的デフレスパイラルとでもいうのだろうか?
だけれども、恐怖の対象がより具体的に見えてきたというなら
対処のしようもあるはずで。
怖いのは向こう岸の世界に自分が行ってしまうということよりも
一度そこにいくと二度と戻れないような気がするということ。
だから余計あせる、怖くなる、現状にしがみつく。
英雄的なサクセスストーリーじゃなくて、
普通の人が普通に挫折して
向こう岸に渡ってしまっても
また再び歩き出せるような普通のストーリーも必要だ・・・
現代の経営者よ、
若者が安心して失敗できる環境を準備してはくれまいか。
@参考
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100105
2010-01-05 生活保護村 (未来フィクションシリーズ) - Chikirinの日記
・精神的なデフレ:精神的コストの高いものから遠ざかっていく傾向
業田良家
新・自虐の詩 ロボット小雪
この格差という社会のシステムは人間を幸せにするのか?
純粋な感情を持ったロボット小雪を通して描く衝撃の未来像(ものがたり)、鬼才・業田良家がこの国の未来を描いてしまった!!
なぜ自分は恵まれていないんだろうかと嘆くけれども
冷静に客観的にみて、今いる場所は相当恵まれていて暖かな場所なはず。
仕事がある、帰る家がある、家族がいる
それがすべてない世界を想像してみたら怖くなる。
で、その怖い世界がもう向こう岸に見えてきている気がする。
だから怖くなってきた私は必死でいまの場所にしがみつく。
現状維持が精一杯。
そうやって閉じこもって固まっていくうち
新しいことへの挑戦もしなくなって
未来の可能性にかけてみるというチャレンジができなくなってくる・・・
精神的デフレスパイラルとでもいうのだろうか?
だけれども、恐怖の対象がより具体的に見えてきたというなら
対処のしようもあるはずで。
怖いのは向こう岸の世界に自分が行ってしまうということよりも
一度そこにいくと二度と戻れないような気がするということ。
だから余計あせる、怖くなる、現状にしがみつく。
英雄的なサクセスストーリーじゃなくて、
普通の人が普通に挫折して
向こう岸に渡ってしまっても
また再び歩き出せるような普通のストーリーも必要だ・・・
現代の経営者よ、
若者が安心して失敗できる環境を準備してはくれまいか。
@参考
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100105
2010-01-05 生活保護村 (未来フィクションシリーズ) - Chikirinの日記
・精神的なデフレ:精神的コストの高いものから遠ざかっていく傾向
業田良家
新・自虐の詩 ロボット小雪
この格差という社会のシステムは人間を幸せにするのか?
純粋な感情を持ったロボット小雪を通して描く衝撃の未来像(ものがたり)、鬼才・業田良家がこの国の未来を描いてしまった!!
Posted by 播磨のいぢ at 12:55│Comments(0)
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