2010年08月04日
社会力を育てる 門脇厚司 (著) 競争教育から協働教育へ
社会力を育てるという、教育にまつわる書籍。
戦後から今に至る、日本の教育論がわかりやすく要約してある。
なかでも個人的に納得がいったのが、
日本の教育の目的が
「産業社会に役立つ人間としてその能力を育てる」ことにあったと指摘された点。
今後は社会力を育て、「個々の人びとの善き生と社会の健全な発展を両立させる教育」へと目標を転換すべきという提言もある。
ゆとり教育も、つめこみ教育も、受験戦争も、学校のランク付けも、学歴社会も・・・
つまるところ、日本経済・国家の産業発展に役にたつ人間に育てることが目的。
役に立つ能力を育てることが目的であったわけだから、
ある意味、現在の日本はその目的を達成したわけだ。
だから経済的成功とお金という価値観が、人生の究極目的となっていたとしても誰が批判できる?
50年以上にわたる、国づくりの成果、集大成がイマ・ココに表れているわけで。
もし今の状況が都合が悪くなっているなら、変えていけばいい。
その目的の変更の先が、健全な社会ならそれもいいと思う。
50年後、また同じように成果と機能不全が待っているはずだから。
序章 なぜ、若い世代の「社会化不全」が進むのか
第1章 教育と子どもの現状をどうみるか
第2章 なぜ、いま社会力なのか
第3章 社会生活を営む能力としての社会力
第4章 急を要する教育目標の転換
第5章 社会力をどう育てるか
終章 互恵的協働社会の実現に向けて
@参考
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1005/sin_k532.html
社会力を育てる―新しい「学び」の構想
門脇厚司
〈競争〉の教育から〈協働〉の教育へ
今年(2010年)1月、NHKスペシャル「無縁社会」が放映され、話題となりました。社会との絆を失い、孤独に生きる人々の様子が伝えられました。人と人、人と社会をどうつなぐかが、これからの日本の大きな課題になることでしょう。
戦後から今に至る、日本の教育論がわかりやすく要約してある。
なかでも個人的に納得がいったのが、
日本の教育の目的が
「産業社会に役立つ人間としてその能力を育てる」ことにあったと指摘された点。
今後は社会力を育て、「個々の人びとの善き生と社会の健全な発展を両立させる教育」へと目標を転換すべきという提言もある。
ゆとり教育も、つめこみ教育も、受験戦争も、学校のランク付けも、学歴社会も・・・
つまるところ、日本経済・国家の産業発展に役にたつ人間に育てることが目的。
役に立つ能力を育てることが目的であったわけだから、
ある意味、現在の日本はその目的を達成したわけだ。
だから経済的成功とお金という価値観が、人生の究極目的となっていたとしても誰が批判できる?
50年以上にわたる、国づくりの成果、集大成がイマ・ココに表れているわけで。
もし今の状況が都合が悪くなっているなら、変えていけばいい。
その目的の変更の先が、健全な社会ならそれもいいと思う。
50年後、また同じように成果と機能不全が待っているはずだから。
社会力を育てる 価格:840円(税込、送料別) |
序章 なぜ、若い世代の「社会化不全」が進むのか
第1章 教育と子どもの現状をどうみるか
第2章 なぜ、いま社会力なのか
第3章 社会生活を営む能力としての社会力
第4章 急を要する教育目標の転換
第5章 社会力をどう育てるか
終章 互恵的協働社会の実現に向けて
@参考
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1005/sin_k532.html
社会力を育てる―新しい「学び」の構想
門脇厚司
〈競争〉の教育から〈協働〉の教育へ
今年(2010年)1月、NHKスペシャル「無縁社会」が放映され、話題となりました。社会との絆を失い、孤独に生きる人々の様子が伝えられました。人と人、人と社会をどうつなぐかが、これからの日本の大きな課題になることでしょう。
Posted by 播磨のいぢ at 17:46│Comments(0)
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