播磨のいぢ

問８
以下のア～ウは、ある医薬品成分の使用上注意すべきことについての記述である。
すべての記述に当てはまる成分を下から一つ選び、その番号を解答欄に記入しなさい。

ア少量でも眠気を催しやすく、重大な事故につながるおそれがある。
イ依存性がある成分でもあり、反復して摂取すると依存を生じるおそれがある。
ウ大量摂取による急性中毒は、我が国における代表的な薬物中毒の一つになっている。

１ アセトアミノフェン
２ ブロムワレリル尿素
３ サンソウニン
４ 塩酸メチルエフェドリン
５ カフェイン

↓
②ブロムワレリル尿素
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%A0%E3%83%AF%E3%83%AC%E3%83%AA%E3%83%AB%E5%B0%BF%E7%B4%A0
市販薬でブロムワレリル尿素を含有する「リスロンS」（佐藤製薬）が、完全自殺マニュアルで大量に飲めばブロバリンの代用になりうるような紹介をしたことから、影響を受けた人間の乱用が問題化して、2001年に販売中止となった。

カフェインについて
http://www.imaginet.ne.jp/~tambe/coffee/Caffeine.html
1回２００ｍｇ　1日５００ｍｇ　→1杯のコーヒーで１００ｍｇだとすると1日5杯が限度。



問３０
以下の記述は消化酵素に関するものである。これらの働きを示す消化酵素の名称について、正しい組み合わせを下から一つ選び、その番号を解答欄に記入しなさい。

ア　膵液に含まれ、デンプンを分解する。膵液アミラーゼともいう。
イ　小腸において、半消化された蛋白質をアミノ酸まで分解する。
ウ　唾液に含まれ、デンプンを分解する。唾液アミラーゼともいう。
エ　脂質を分解する。

　　アイウエ
１ リパーゼ　アミロプシン　プチアリン　エレプシン
２ アミロプシン　エレプシン　プチアリン　リパーゼ
３ プチアリン　リパーゼ　エレプシン　アミロプシン
４ エレプシン　プチアリン　アミロプシン　リパーゼ
５ アミロプシン　エレプシン　リパーゼ　プチアリン


問６５
解熱鎮痛薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選び、その番号を解答欄に記入しなさい。

ア痛みや発熱の原因となっている病気や外傷自体を治すものでなく、発熱や痛みを鎮めるため使用される医薬品（内服薬）の総称である。
イ化学的に合成された成分は、悪寒・発熱時の解熱のほか、頭痛、歯痛、抜糸後の疼痛、咽喉痛、耳痛、関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛、肩こり痛などの鎮痛に用いられる。
ウ発熱に対して、中枢でのプロスタグランジンの産生を抑えるほか、腎臓での水分の再吸収を促して循環血流量を増し、発汗を促す作用もあるとされる。
エ循環血流量の増加は心臓の負担が増すことにつながるため、心臓に障害がある場合には、その症状を悪化させるおそれがある。

　　アイウエ
１ 正正正誤
２ 正正誤正
３ 正誤正正
４ 誤正正正
５ 正正正正

↓
⑤

問６７
以下の記述は、胃腸鎮痛鎮痙薬に配合された抗コリン成分に係る副作用に関するものである。
誤っているものを一つ選び、その番号を解答欄に記入しなさい。

１ 口渇
２ 顔のほてり
３ 胸やけ
４ 眠気
５ 便秘

↓
③

問７０
鎮暈薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選び、その番号を解答欄に記入しなさい。

ア　抗めまい成分の塩酸ジフェニドールは、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経（前庭神経）の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
イ　ジメンヒドリナートは、テオクル酸ジフェンヒドラミンの一般名で、専ら乗物酔い防止薬に配合される抗コリン成分である。
ウ　塩酸メクリジンは、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く持続時間が長く、これも専ら乗物酔い防止薬に配合されている。
エ　臭化水素酸スコポラミンは、乗物酔い防止に古くから用いられている抗ヒスタミン成分で、消化管からよく吸収され、他の抗ヒスタミン成分と比べて脳内に移行しやすいとされるが、肝臓で速やかに代謝されてしまうため、抗コリン成分等と比べて作用の持続時間は短い。

　　アイウエ
１ 正誤正誤
２ 誤正誤正
３ 正誤誤正
４ 誤正正誤
５ 正正誤誤

↓
①

問７１
以下の成分のうち、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めるものを一つ選び、その番号を解答欄に記入しなさい。

１ 塩酸メチルエフェドリン
２ ノスカピン
３ 塩酸ブロムヘキシン
４ 塩化リゾチーム
５ リン酸ジヒドロコデイン

↓
①

問７２
生薬とその作用に関する以下の関係のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選び、その番号を解答欄に記入しなさい。

生薬作用
ア　セキサン（ヒガンバナの鱗茎） － 解熱作用
イ　シャゼンシ（オオバコの種子） － 去痰作用
ウ　オウヒ（ヤマザクラの樹皮） － 抗炎症作用
エ　セネガ（セネガの根） － 去痰作用

１（ア、ウ） ２（ア、エ） ３（イ、ウ） ４（イ、エ）

↓
④


問７５
胃腸に作用する薬に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選び、その番号を解答欄に記入しなさい。

１ 酸化マグネシウムは、炭酸飲料での服用は適当でない。
２ スクラルファートは、透析を受けている人は使用を避ける必要がある。
３ 塩酸ピレンゼピンは、使用後は乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。
４ 塩酸ロペラミドは、食あたりや水あたりによる下痢に適用する。

↓
④　塩酸ロペラミド　止瀉作用（下痢止め）


問７７
以下の薬の記述のうち、小児に対する適用について正しいものの組み合わせを下から一つ選び、その番号を解答欄に記入しなさい。

ア　イブプロフェンは、１５歳未満の小児には適用がない。
イ　ヒマシ油は、１５歳未満では使用を避けることとされている。
ウ　アミノ安息香酸エチルは、１５歳未満の小児への使用は避ける必要がある。
エ　オキセサゼインは、１５歳未満の小児では、使用を避けることとされている。

１（ア、ウ） ２（ア、エ） ３（イ、ウ） ４（イ、エ）

↓
②