2009年05月20日
エコがお金を生む経営 ゲイリー・ハーシュバーグ 上原裕美子
本書で著者は、環境経営で年商3億ドルのビジネスを成功させた手法を説明し、他社も同じように成功できると、その方法を提示している。
▼環境フットプリントの計測と削減を実施し、ゴミと容器包装を減らし、廃棄物をエネルギーに転用し、ロイヤルティ厚く持続可能なサプライ・チェーンとの関係性を構築するといった取り組みで環境にやさしい事業を行なえば、企業にとっては長期的な経費節減になる。それらは結果的に広告費の削減にもつながるのだ。
▼著者はさらにパタゴニア、クリフバー、ウォルマート、ティンバーランドなど他社の豊富な事例も紹介。いずれも、環境優良企業になれば費用効率上昇と利益獲得につながることを理解した企業である。
▼本書は経営者、管理者にとって刺激あふれる一冊であるのはもちろん、エコに関心を持つあらゆる読者にうってつけである。これから企業はどのようにエコに取り組めばいいのか、まさに環境経営の最良の教科書である。
企業は優れた利益と顧客満足を達成しつつ、地球を救うために何を行なえるか。そして私たち消費者は、意識的な消費活動を通じて企業の環境対策を支持することで、どれほど大きなパワーを発揮できるのか。本書は、それらの方法を具体的に示してくれる。
【目次】
第1章 「ナチュラル」な利益/第2章 地球にやさしいミッション/第3章 CO2からCOゼロへ/第4章 消費者と手を結ぶ/第5章 オーガニックで「美味しい」革命/第6章 魔法のゴミ捨て場なんてない/第7章 「地球をはぐくむひとびと」をはぐくむ/第8章 二十年後の世界
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
ハーシュバーグ,ゲイリー(Hirshberg,Gary)
世界最大のオーガニック・ヨーグルトメーカー、ストウニーフィールド・ファームのCEOならぬ「CE‐Yo」。環境に対する積極的な取り組みを続けており、6つの名誉博士号および数々の賞を受賞している。ニューハンプシャー州に住んでいる
上原裕美子(ウエハラユミコ)
1976年生まれ、筑波大学第二学群比較文化学類卒。東京在住
エコがお金を生む経営
第一章 ナチュラルな利益
第二章 地球にやさしいミッション
第三章 CO2からCOゼロへ
第四章 消費者と手を結ぶ
第五章 オーガニックで美味しい革命
第六章 魔法のゴミ捨て場なんてない
第七章 地球をはぐぐむひとびとをはぐくむ
第八章 二十年後の世界
グローバルとローカル、グローカルに思考し行動すべき
道徳的な正しさや高潔な理念だけでは、真のサステナビリティへの道に向かうことは出来ない
環境問題の大半はビジネスがそれを適切に解決しようとしてこなかった結果である
環境問題に対するソリューションが利益性を伴う場合のみ、それが商業的戦略となって企業に行動を起こさせる。(P18)
↓
企業に持続可能な手法を採用させるためには、それが利益につながると証明してみせなければならない(P25)
サステナビリティは儲かる
一般の企業がばかばかしいと考えるアイデアを実行するオープンな精神があれば、サステナビリティは成功する(P33)
ミッション1
優れた商品のみを販売すること。市場の覇者を目指し、従業員が一丸となって高品質を保っていくようにするには、それが必須条件だ。単に許容できるだけの商品に甘んじてはいけない。没個性的な商品を扱う企業に未来はない。(P59)
ミッション5
・・・どんな市場であっても、魅力的なミッションを掲げる企業は、利益だけを追い求めるライバル会社を上回る成果を出す可能性が高い。(P61)
「商業と正義が結びついた」生き方を追求しようとする熱意(P118)
1年のうちセックスをしているのは350時間。駐車場を探しているのは420時間。何かおかしくありませんか?(P160)
20年後の世界・・現在の企業は事業運営の財務コストに対してアカウンタビリティ(説明責任)を持つだけではなく、
運営に関わる全てのCO2コストについてもアカウンタビリティを持って、その情報を消費者に公開している(P273)
第一章 ナチュラルな利益
第二章 地球にやさしいミッション
第三章 CO2からCOゼロへ
第四章 消費者と手を結ぶ
第五章 オーガニックで美味しい革命
第六章 魔法のゴミ捨て場なんてない
第七章 地球をはぐぐむひとびとをはぐくむ
第八章 二十年後の世界
グローバルとローカル、グローカルに思考し行動すべき
道徳的な正しさや高潔な理念だけでは、真のサステナビリティへの道に向かうことは出来ない
環境問題の大半はビジネスがそれを適切に解決しようとしてこなかった結果である
環境問題に対するソリューションが利益性を伴う場合のみ、それが商業的戦略となって企業に行動を起こさせる。(P18)
↓
企業に持続可能な手法を採用させるためには、それが利益につながると証明してみせなければならない(P25)
サステナビリティは儲かる
一般の企業がばかばかしいと考えるアイデアを実行するオープンな精神があれば、サステナビリティは成功する(P33)
ミッション1
優れた商品のみを販売すること。市場の覇者を目指し、従業員が一丸となって高品質を保っていくようにするには、それが必須条件だ。単に許容できるだけの商品に甘んじてはいけない。没個性的な商品を扱う企業に未来はない。(P59)
ミッション5
・・・どんな市場であっても、魅力的なミッションを掲げる企業は、利益だけを追い求めるライバル会社を上回る成果を出す可能性が高い。(P61)
「商業と正義が結びついた」生き方を追求しようとする熱意(P118)
1年のうちセックスをしているのは350時間。駐車場を探しているのは420時間。何かおかしくありませんか?(P160)
20年後の世界・・現在の企業は事業運営の財務コストに対してアカウンタビリティ(説明責任)を持つだけではなく、
運営に関わる全てのCO2コストについてもアカウンタビリティを持って、その情報を消費者に公開している(P273)
Posted by 播磨のいぢ at 19:19│Comments(0)
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