2007年11月29日
ネタ共振消費〜ネタでつながり、ネタではじける 消費キーワード
電通ヒット商品分析 2007年の消費キーワードは「ネタ共振消費〜ネタでつながり、ネタではじける」
↓
電通の消費者研究センターが、「消費者が選んだ2007年話題・注目商品」を発表した。
注目したいのは消費キーワード。
昨年は、「消費2.0〜誰もが参加、誰もが主役。」だった。
キーワードは『消費 2.0 〜誰もが参加、誰もが主役。』
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2006/pdf/2006088-1128.pdf
人気を集める商品の魅力は次の5項目
・ドラマ展開力……プロセスがドラマと価値を創造
・マッシュアップ力……編集で相乗効果
・アイデンティティー共鳴力……自己の存在を確認できる「居場所」を提供し絆を深める。
・カラダ深化力……機能性から感性、カラダ中心のコンセプト
・バリュー精査力……満足度は本人の費用対効果で計測
消費潮流 2007 消費の創発力
http://www.dentsu.co.jp/marketing/report/hit/pdf/hit2006.pdf
そして、2007年の消費キーワードは、「ネタ共振消費〜ネタでつながり、ネタではじける」だそうだ。
電通は「皆で集まって盛り上がったり、話のネタにしたりすることを手助けする商品が上位にきた」と分析している。
5つの誘因ポイント
・ネタ共振消費を起こしやすい心理
?トリッキーファクト
見た目ですごさが分かり、後で手品の種明かしのごとく、予想外の事実や仕掛けが分かって納得が深まるもの何か買うなら「気持ちよく騙されたい」という心理
?ずれカワ
キメすぎず、ツッコミどころの余地を残したり、余剰を楽しむことで、会話が生まれ、盛り上がるもの微妙にはずしてあるものを「カワイイ」と思う心理
?物語転生
かつて爆発的に流行し、誰もが知っていて感動を覚えた内容をベースに、新しさを加えたものみんなと「分かる、分かるを共有したい」心理
?人肌バーチャル
バーチャル世界でも、人体に即していたり、サイトに人が訪れた気配を確認できるなど、人の温もりを感じるもの私は「独りじゃないことを実感したい」心理
?ざんげリスタート
自分と真剣に向き合って気持ちをリセットしたり、反省する人を応援するもの「前向きにやり直したい」「反省する人を応援したい」心理
2006年から2007年の流れ・文脈を読むと、確かにニュースなどをふくめ、アイデンティティー共鳴が注目されていたろうし、ニコニコ動画、youtubeなどはマッシュアップの代表ともいえる。
ブログを通して、情報を発信したいという欲求から、
ブログに発信すべき情報を求めてネタを探す、
ネタがネタを呼び、ソーシャルニュースサイトが盛り上がる・・・
脳内メーカーなどのヒットサイトもそんななかで爆発的に取り上げられていった・・・
こういった流れの中で、セカンドライフはマスコミ先行でまだまだ本格的な浸透には至らず、ヒットとは呼べなかったと思う。
セカンドライフがこけている、というのはネタになったが。
2008年以降のヒット予測はさて、どうなるか。
電通は来年流行りそうなものとして北京五輪をあげていますが、
逆に北京五輪がずっこけた方が、ネタとしては上々なんですが。
平成20年目のメモリアルというのはいけそうな気がする。
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参考
電通の2007年話題・注目商品、動画共有サイトが10代に人気
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/11/28/17671.html
消費者の選ぶ今年の注目商品は1・2位で任天堂が獲得―電通調べ
http://www.inside-games.jp/news/253/25364.html
来年流行りそうなものとしては「プライスフリー」「IT次世代規格」「ドライブ旅行パッケージ」「美容医療」「北京五輪」「平成20年目メモリアル(平成の回顧)」などを挙げています。
参考
電通の2007年話題・注目商品、動画共有サイトが10代に人気
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/11/28/17671.html
消費者の選ぶ今年の注目商品は1・2位で任天堂が獲得―電通調べ
http://www.inside-games.jp/news/253/25364.html
来年流行りそうなものとしては「プライスフリー」「IT次世代規格」「ドライブ旅行パッケージ」「美容医療」「北京五輪」「平成20年目メモリアル(平成の回顧)」などを挙げています。
Posted by 播磨のいぢ at 10:56│Comments(0)
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