2007年10月31日
賞味期限と消費期限の違い・・・偽装問題の根底にあるのは。
連日、賞味期限の偽装やらラベルの張り替え、産地偽装、原材料偽装、強度偽装などなど日本企業の不祥事の報道がやみません・・・
今日はまたミスタードーナツの賞味期限切れシロップ使用問題がニュースに。
連日連日、報道合戦、スクープ合戦で、ちょっとしたミスもマスコミが大々的に取り上げるので叩けば埃の出る各企業は大変です。
数年前の耐震偽装問題の時もそうでしたが、
ある種ブームのような形でマスコミが徹底的に不祥事をあぶりだそうとやっきに姿はこれで正しいのか?と思わざるを得ない。
高校野球の奨学金問題や、高校生の未履修問題も同じような傾向を感じていた。
一時の熱にうなされたような炎上報道で我々は目の前をふさがれてしまい、
テレビ・新聞・ネットの話題は特定のニュース一色に。
そして新たなネタを入手すると過去のニュースは忘れ去られていく。
本当にメディアってものはフロー型の体質で、ストックして検証するということが苦手のようだ。
常に目新しいものを追い求めている・・・・
そんな傾向が無理に加速されているような気がしてならない。
たとえば、賞味期限と消費期限の違いって十分理解できているのだろうか・・・
もう一度確認しよう・・・
賞味期限は商品の品質の保証期限であって、期限をすぎたからといって捨ててしまうのではなく、
状態が良ければ再度賞味期限を設定することに問題はないのだ・・・
つまり賞味期限=おいしく食べられる期限
消費期限は菌の繁殖をも考慮すると、期限を過ぎたものを口にするのは危険なのだ・・・
つまり消費期限=安全に食べられる期限
今回の報道で適切にこれらを説明しているマスコミは存在するでしょうか?
また現在、省エネ・地球環境・温暖化・ロハス等々の運動の高まりを考えれば
再利用できる資源を有効に使うためにも賞味期限の問題は適切に判断されるべきだと思う。
1日でも賞味期限を過ぎていたら即犯罪、即危険というアナウンスを一方的に流すのはどうだろう。
本当に問題にすべきは上記説明を偽装している点なのだ。
赤福だって、再利用しています・冷凍していますと真実を表記しておれば問題ない部分もあったはず・・・
本当に問題にすべきは、消費者を騙してでも利益を出さねば負け、儲けたもの勝ちという風潮・・・・
儲けている会社のほとんどが、実は何らかの偽装をして儲けているのでは?
正直にがんばっている会社が損をして、騙している会社が得をする?
長い目で見れば淘汰されるのだろうけれども、日々個人的にはマスコミの報道の幼稚さ・未熟さが気になる。
それを指摘し、きちんと指導できていないから何度も何度も同じ間違いを繰り返し、やがてそれが当たり前になっているのでは?
いずれユーザーが判断するだろうが、テレビマスコミ等一部メディアはネットをはじめとする他メディアと地位を交代すべき時がくるのではないだろうか・・・・
1日中朝刊チェックやら週刊誌チェックで独自のネタもなく、
1部報道が取り上げたネタをコピーペースト。
テレビもネットも変わりないのだが、多様性という点でネットの方が生き残る確率が高いと考えている次第です。
___________________
参考情報:
●賞味期限とは
賞味期限(しょうみきげん)とは、加工食品を包装状態のまま所定の環境に置いた状態で、製造者が安全性や味・風味等の品質が維持されると保証する期限を示す日時である。
この表現の期限は、衛生面による問題よりも品質を問う部分に依存するため、主に長期間衛生的に保存できる加工食品に用いられる。製造日を含めて概ね5日以内に急速な品質の低下が認められる食料品については、消費期限で表現される。
日本において賞味期限は食品衛生法やJASで定められている所の「その食品を開封せず正しく保存した場合に味と品質が充分に保てると製造業者が認める期間(期限)」であり、食品である以上、求められる衛生面での安全性や、味・風味などの機能が維持される期限である。なお、食品衛生法の規定では、かつては「品質保持期限」と表示されていたが、「賞味期限」に統一された
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%9E%E5%91%B3%E6%9C%9F%E9%99%90
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
●消費期限とは
1. 食品の消費期限:製造者が定めた、ある保存方法で概ね5日間経つと品質劣化する長期間保存できない食品の食用可能期限。
2. 食品以外の消費期限:化学変化を利用したり、あるいは時間の経過によって想定していない化学変化の発生する工業製品に製造者が定めた期限。
特に生鮮食品や細菌の働きによって変質しやすい生の加工食品(例としてはコンビニエンスストアの弁当や惣菜など)に対して使用される。これは、期限を過ぎると、風味以前に食品としての安全性が確保できない事から、消費に適するか適さないかという意味での区切りである。この差は製造日を含めて概ね5日以内に急速な品質の低下が認められる食料品については、この消費期限で表現される。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%88%E8%B2%BB%E6%9C%9F%E9%99%90
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
●よくある誤解
以前は製造日が表示されていたため、消費者の中には、製造日に一定の期間を加えたものが賞味期限だと考えている人が多く、製造者が回収した製品に新しい賞味期限を付けて再販売することに批判が集まることがある。しかし、元々、賞味期限は製造者が保証する期限を、製品の統計的なバラツキと十分な余裕を考慮して判断しているもので、回収した製品の状態を検査して、賞味期限を付け直すことは合理的で問題のあるものではない。
表示された期限を過ぎた食品の販売について、厚生労働省は次のように述べている。「まず消費期限については、この期限を過ぎた食品については飲食に供することを避けるべき性格のものであり、これを販売することは厳に慎むべきものである。また、賞味期限については、期限を過ぎたからといって直ちに食品衛生上問題が生じるものではないが、期限内に消費されるよう販売することが望まれる」
*********************
船場吉兆の期限改ざん、「消費」と「賞味」を混同
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071030i112.htm?from=main1
無印良品がクッキー500個を自主回収…賞味期限誤表示
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20071030-OHT1T00184.htm
【気になるトレンド用語】赤福事件の消費期限って、賞味期限と何が違うの?
http://news.livedoor.com/article/detail/3364122/
賞味期限は食品衛生法、JAS法で「その食品を開封せず正しく保存した場合に味と品質が充分に保てると製造業者が認める期間(期限)」と定められています。つまり、「おいしく食べることのできる期限」です。これは一般に長期保存が可能な加工食品に用いられます。
それに対して消費期限は、食品衛生法及びJAS法において「定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日をいう」とされています。こちらは「安全に食べることのできる期限」というわけです。
参考情報:
●賞味期限とは
賞味期限(しょうみきげん)とは、加工食品を包装状態のまま所定の環境に置いた状態で、製造者が安全性や味・風味等の品質が維持されると保証する期限を示す日時である。
この表現の期限は、衛生面による問題よりも品質を問う部分に依存するため、主に長期間衛生的に保存できる加工食品に用いられる。製造日を含めて概ね5日以内に急速な品質の低下が認められる食料品については、消費期限で表現される。
日本において賞味期限は食品衛生法やJASで定められている所の「その食品を開封せず正しく保存した場合に味と品質が充分に保てると製造業者が認める期間(期限)」であり、食品である以上、求められる衛生面での安全性や、味・風味などの機能が維持される期限である。なお、食品衛生法の規定では、かつては「品質保持期限」と表示されていたが、「賞味期限」に統一された
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%9E%E5%91%B3%E6%9C%9F%E9%99%90
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
●消費期限とは
1. 食品の消費期限:製造者が定めた、ある保存方法で概ね5日間経つと品質劣化する長期間保存できない食品の食用可能期限。
2. 食品以外の消費期限:化学変化を利用したり、あるいは時間の経過によって想定していない化学変化の発生する工業製品に製造者が定めた期限。
特に生鮮食品や細菌の働きによって変質しやすい生の加工食品(例としてはコンビニエンスストアの弁当や惣菜など)に対して使用される。これは、期限を過ぎると、風味以前に食品としての安全性が確保できない事から、消費に適するか適さないかという意味での区切りである。この差は製造日を含めて概ね5日以内に急速な品質の低下が認められる食料品については、この消費期限で表現される。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%88%E8%B2%BB%E6%9C%9F%E9%99%90
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
●よくある誤解
以前は製造日が表示されていたため、消費者の中には、製造日に一定の期間を加えたものが賞味期限だと考えている人が多く、製造者が回収した製品に新しい賞味期限を付けて再販売することに批判が集まることがある。しかし、元々、賞味期限は製造者が保証する期限を、製品の統計的なバラツキと十分な余裕を考慮して判断しているもので、回収した製品の状態を検査して、賞味期限を付け直すことは合理的で問題のあるものではない。
表示された期限を過ぎた食品の販売について、厚生労働省は次のように述べている。「まず消費期限については、この期限を過ぎた食品については飲食に供することを避けるべき性格のものであり、これを販売することは厳に慎むべきものである。また、賞味期限については、期限を過ぎたからといって直ちに食品衛生上問題が生じるものではないが、期限内に消費されるよう販売することが望まれる」
*********************
船場吉兆の期限改ざん、「消費」と「賞味」を混同
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071030i112.htm?from=main1
無印良品がクッキー500個を自主回収…賞味期限誤表示
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20071030-OHT1T00184.htm
【気になるトレンド用語】赤福事件の消費期限って、賞味期限と何が違うの?
http://news.livedoor.com/article/detail/3364122/
賞味期限は食品衛生法、JAS法で「その食品を開封せず正しく保存した場合に味と品質が充分に保てると製造業者が認める期間(期限)」と定められています。つまり、「おいしく食べることのできる期限」です。これは一般に長期保存が可能な加工食品に用いられます。
それに対して消費期限は、食品衛生法及びJAS法において「定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日をいう」とされています。こちらは「安全に食べることのできる期限」というわけです。
Posted by 播磨のいぢ at 16:17│Comments(0)
│ことば・用語・考え