2007年05月30日
ロングテール理論とマーケティングの実情
★2004年〜2007年頃にかけて、ロングテール理論というマーケティングの法則がもてはやされた時期があった。もしかしたら、今もそうかもしれない。
私自身もその理論に心酔し、キーワードの数を無限に増やすことで、ウェブページの数を無限に増殖させれば、比例してアクセス数が増えて、売上・利益も増殖すると思った。
↓
実際に2005年〜2006年にかけ、ネット上に大量のブログを作成し、大量のページを生み出したことによって、ECの売り上げとアフィリエイトの売り上げは飛躍的に増大した。
しかし売上は増えたのだが、利益が伴わなかった。
ページが増えたことで、管理するコストも飛躍的に増えたのだ。
ページの作成、更新のコスト、商品の発注、在庫管理、入庫処理、欠品管理、受注処理、入金チェック・・・等々ECに必要な作業も飛躍的に増えたからだ。
それをこなすための人件費も飛躍的にふえ、システム投資も必要になった。
これまでのビジネスモデルが一挙に変化をもとめられたのだ。
しかし私の中では、その順序が間違えていたのか?まずは集客ということで、
さばききれないほどの受注をとってしまったというわけ。
本当のロングテール理論を実現させて、利益を得ようと思うならば、
ある程度のシステムの土台と、管理する体制・仕組みが必需品である。
これらはワンセットとなって初めてロングテールの恩恵にあづかることができる。
とりあえず、キーワードとページを無限増殖させる、という発想では弱かったのだ。
↓↓↓
参考:long tailと検索エンジンマーケティング
http://internet.watch.impress.co.jp/www/column/kensaku/050304.htm
80対20の法則を覆す ロングテールの法則 菅谷 義博 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492555501/249-2442771-0335540
★long tailとは †
私自身もその理論に心酔し、キーワードの数を無限に増やすことで、ウェブページの数を無限に増殖させれば、比例してアクセス数が増えて、売上・利益も増殖すると思った。
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実際に2005年〜2006年にかけ、ネット上に大量のブログを作成し、大量のページを生み出したことによって、ECの売り上げとアフィリエイトの売り上げは飛躍的に増大した。
しかし売上は増えたのだが、利益が伴わなかった。
ページが増えたことで、管理するコストも飛躍的に増えたのだ。
ページの作成、更新のコスト、商品の発注、在庫管理、入庫処理、欠品管理、受注処理、入金チェック・・・等々ECに必要な作業も飛躍的に増えたからだ。
それをこなすための人件費も飛躍的にふえ、システム投資も必要になった。
これまでのビジネスモデルが一挙に変化をもとめられたのだ。
しかし私の中では、その順序が間違えていたのか?まずは集客ということで、
さばききれないほどの受注をとってしまったというわけ。
本当のロングテール理論を実現させて、利益を得ようと思うならば、
ある程度のシステムの土台と、管理する体制・仕組みが必需品である。
これらはワンセットとなって初めてロングテールの恩恵にあづかることができる。
とりあえず、キーワードとページを無限増殖させる、という発想では弱かったのだ。
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参考:long tailと検索エンジンマーケティング
http://internet.watch.impress.co.jp/www/column/kensaku/050304.htm
80対20の法則を覆す ロングテールの法則 菅谷 義博 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492555501/249-2442771-0335540
★long tailとは †
★2005年ごろのメモです
↓
long tailというのは簡単に言えば、多くの小さなニッチ市場がたくさん存在すれば、それは少数の巨大市場を凌駕することになるという考え方である。かつては非主流やアングラ、インディーズ系だった商品が、今ではベストセラーや大ヒット商品と肩を並べるほどのマーケットシェアを持つようになりつつある。
* long tail理論について
long tailはインターネットの特性を生かしたマーケティング理論。
3つの基本的なコンセプトからなっている。
* マスからニッチへのシフト。
供給過多経済――要するに商品棚がいつも商品であふれているという状態で何が起きるか。
数多くの小さなマーケットが集まると、巨大市場に成り得るということ。
* 崩壊する8:2の法則
↑
ロングテールと検索エンジンマーケティング(SEM) †
このlong tailの考え方は、検索エンジンマーケティングに当てはめるとどうなるのだろうか。下の図を見てほしい。
http://internet.watch.impress.co.jp/www/column/kensaku/050304/lt1s.jpg
↑
ロングテールのビジネスモデルへの応用 †
●程度の違いはあれ、今まで非電子的に管理されていたものが電子的に管理されるようになっていくことで、飛躍的にマーケットの範疇は広がる。
→逆にカテゴリーを絞りこみ、集約された情報を展開するショップやサイトが生き残り、ロングテールのしっぽの部分を構成する。
↑
ネットビジネスとして今後の取り組み †
1、営業数値の核となるネットショッピングを経常利益率10%のビジネスモデルで維持することを最優先する。
→無理な拡大によって、投資過多・在庫過多・非効率な運営は避ける。
2、無形のデータソースを集約し、ロングテールに従って、WEB上で多くの尻尾を構成する。
1人1つブログを作成し、得意分野を掘り下げたサイトを運営する。
→1つにつき1日1000アクセス(アフィリエイトで月間10万稼ぐサイズ)×700人=7000万/月 可能
3、ロングテールによって集約したコンテンツをネットショップにフィードバックする
新商品開発やマーケティングリサーチをブログ・アフィリエイト部門に委託し、その結果をネットショッピ商品構成に応用する。
●結論
ネットショッピングという土俵で、1人1カテゴリーを持ち寄り、WEBマーケットで戦わせる。
最低10のカテゴリーで戦えるマーケーッター(ブロガー・店長・売り場責任者)を育成する。
→その先に、自社商品開発(PB作成)やシステムパッケージ販売等が見えてくる。
↑
2006.03.11 ロングテール所感 †
キーワードの2:8の法則では、
上位2割のキーワードで、8割のアクセス数を占めているということが実証され得ると思います。
↓
たとえば、下記リストは2006年の 通販のアクセス解析(どんなキーワードで来店したか)ですが、
上位150のキーワードで約1万アクセスです。
全体は5140キーワードで、14620アクセスとなりますので、
実質は、上位10%のキーワードで、全体のアクセスの90%くらいを占めることになると思います。
↓
インターネットでは、大量の商品情報も無料で管理できるように思われがちですが、
ネットショッピングにおいては、取り扱いアイテム数を増やすにつれて管理コストが大幅に増えております。
?商品画像管理コスト
画像を作るのも、保管するのもお金がかかる
?商品データベース構築・管理費用
1000アイテムで月間1万円程度のコストがかかります
?なんでも揃っているが、何もない状態になりやすい
↓
以上の結論から、最低限の市場シェアをとりつつ
独自の特徴を活かした「しっぽ」を形成し、売上と利益を上げていくことが重要と考えます。
どちらか一方だけでは120億はつくれません。
※売れない8割の商品があるからこそ、よく売れる2割の商品が生み出されると思います。
※ネットには多数の取引先がありますので、
取引先のメーカーやベンダーから数多くの尻尾の部分のデータを用意いただいて
その中から、2割の売れ筋を創造していくという手が、近道だと考えます。
↓
long tailというのは簡単に言えば、多くの小さなニッチ市場がたくさん存在すれば、それは少数の巨大市場を凌駕することになるという考え方である。かつては非主流やアングラ、インディーズ系だった商品が、今ではベストセラーや大ヒット商品と肩を並べるほどのマーケットシェアを持つようになりつつある。
* long tail理論について
long tailはインターネットの特性を生かしたマーケティング理論。
3つの基本的なコンセプトからなっている。
* マスからニッチへのシフト。
供給過多経済――要するに商品棚がいつも商品であふれているという状態で何が起きるか。
数多くの小さなマーケットが集まると、巨大市場に成り得るということ。
* 崩壊する8:2の法則
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ロングテールと検索エンジンマーケティング(SEM) †
このlong tailの考え方は、検索エンジンマーケティングに当てはめるとどうなるのだろうか。下の図を見てほしい。
http://internet.watch.impress.co.jp/www/column/kensaku/050304/lt1s.jpg
↑
ロングテールのビジネスモデルへの応用 †
●程度の違いはあれ、今まで非電子的に管理されていたものが電子的に管理されるようになっていくことで、飛躍的にマーケットの範疇は広がる。
→逆にカテゴリーを絞りこみ、集約された情報を展開するショップやサイトが生き残り、ロングテールのしっぽの部分を構成する。
↑
ネットビジネスとして今後の取り組み †
1、営業数値の核となるネットショッピングを経常利益率10%のビジネスモデルで維持することを最優先する。
→無理な拡大によって、投資過多・在庫過多・非効率な運営は避ける。
2、無形のデータソースを集約し、ロングテールに従って、WEB上で多くの尻尾を構成する。
1人1つブログを作成し、得意分野を掘り下げたサイトを運営する。
→1つにつき1日1000アクセス(アフィリエイトで月間10万稼ぐサイズ)×700人=7000万/月 可能
3、ロングテールによって集約したコンテンツをネットショップにフィードバックする
新商品開発やマーケティングリサーチをブログ・アフィリエイト部門に委託し、その結果をネットショッピ商品構成に応用する。
●結論
ネットショッピングという土俵で、1人1カテゴリーを持ち寄り、WEBマーケットで戦わせる。
最低10のカテゴリーで戦えるマーケーッター(ブロガー・店長・売り場責任者)を育成する。
→その先に、自社商品開発(PB作成)やシステムパッケージ販売等が見えてくる。
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2006.03.11 ロングテール所感 †
キーワードの2:8の法則では、
上位2割のキーワードで、8割のアクセス数を占めているということが実証され得ると思います。
↓
たとえば、下記リストは2006年の 通販のアクセス解析(どんなキーワードで来店したか)ですが、
上位150のキーワードで約1万アクセスです。
全体は5140キーワードで、14620アクセスとなりますので、
実質は、上位10%のキーワードで、全体のアクセスの90%くらいを占めることになると思います。
↓
インターネットでは、大量の商品情報も無料で管理できるように思われがちですが、
ネットショッピングにおいては、取り扱いアイテム数を増やすにつれて管理コストが大幅に増えております。
?商品画像管理コスト
画像を作るのも、保管するのもお金がかかる
?商品データベース構築・管理費用
1000アイテムで月間1万円程度のコストがかかります
?なんでも揃っているが、何もない状態になりやすい
↓
以上の結論から、最低限の市場シェアをとりつつ
独自の特徴を活かした「しっぽ」を形成し、売上と利益を上げていくことが重要と考えます。
どちらか一方だけでは120億はつくれません。
※売れない8割の商品があるからこそ、よく売れる2割の商品が生み出されると思います。
※ネットには多数の取引先がありますので、
取引先のメーカーやベンダーから数多くの尻尾の部分のデータを用意いただいて
その中から、2割の売れ筋を創造していくという手が、近道だと考えます。
Posted by 播磨のいぢ at 12:40│Comments(0)
│ことば・用語・考え
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剛(ごう)です。この章では、商品について考えていますが、その大きなポイントとなるのがあなたの現在の仕事です。売れる商品はあなたの現在の仕事の延長線上にかならずあります。...
あなたの現在の仕事から考える!【ネットビジネス開業基本講座 その28】【ネットビジネス開業基本講座】at 2007年06月10日 18:47